JCR中堅・中小企業格付

「JCR中堅・中小企業格付」には、日本経済を真に支えている中堅・中小企業が、その規模や知名度に左右されず、自らの信用力において正当に評価される時代を創りたい、という弊社の願いが込められています。

中堅・中小企業の信用力評価は、ともすれば財務が軽視され、経営者個人の信用や取引履歴が偏重される等、客観性と説得力に欠ける傾向にありました。弊社は、独自の信用リスクモデルによって、財務面から見た中堅・中小企業の客観的信用力評価を提供します。

特徴
  • 中小企業の財務データベースを利用して統計的手法により行う、中堅・中小企業の財務的な信用力についての評価です。
  • 評価結果は、aaa、aa、a、bbb、bb、b、ccc、cc、cの9段階の記号にて表示されます。
  • 評価結果には、その定量分析に関して、上場事業会社のアナリストによるコメントが付与され、統計結果の表す自社の信用力について専門家の見方を知ることができます。
評価対象先
  • 年商5億円以上の金融商品取引法上の非開示会社(有価証券報告書等を作成していない会社)のうち、決算書が原則5期存在し、過去3年間に手形事故等の発生がなく、法的倒産先でない日本企業が対象となります(ただし、金融業、リース業、レンタル業、自営業者、特定目的法人、投資法人、学校法人、医療法人、公益法人、公共団体、宗教法人、その他の財団・社団、および各種組合等は対象外となります)。
  • 決算書等に不整合が存在する等、弊社の判断において対象といたしかねるケースがあります。
評価手順
  • 弊社が独自開発した「JCR中小企業信用リスク推定モデル(JCREST)」に対象企業の財務データを入力し、弊社の知見に基づく数理ロジックによって、当該企業が3年以内に倒産する確率を推定します(3年累積推定倒産確率)。
  • 算定した3年累積推定倒産確率に基づき、最終的な評価を記号として決定します。