お知らせ
- 格付け記号の定義改訂のお知らせ
- 1999.03.23
- 格付け記号の定義改訂のお知らせ
1999年3月23日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、1999年4月1日より格付け記号の定義を下記のとおり改訂致します。当社格付け記号は、現在、長期債券とコマーシャルペーパーを長期格付けおよび短期格付けの代表として定義しています。しかし、証券市場の自由化とグローバル化の進展により、昨今では格付けの対象となる金融商品も多様化しています。今般改訂の目的は、こうした市場環境の変化に伴う格付けのニーズに速やかにおこたえできるよう改めるものです。したがって、個々の記号の意味するところは従来通りのもので変更はありません。
1. 長期格付け
AAA
債務履行の確実性が最も高い。
AA
債務履行の確実性は非常に高い。
A
債務履行の確実性は高い。
BBB
債務履行の確実性は認められるが、上位等級に比べて、将来、債務履行の確実性が低下する可能性がある。
BB
債務履行に当面問題はないが、将来まで確実であるとは言えない。
B
債務履行の確実性に乏しく、懸念される要素がある。
CCC
現在においても不安な要素があり、債務不履行に陥る危険性がある。
CC
債務不履行に陥る危険性が高い。
C
債務不履行に陥る危険性が極めて高い。
D
債務不履行に陥っている。
*)AAからBまでの格付け記号には同一等級内での相対的位置を示すものとして、プラス(+)もしくはマイナス(-)の符号による区分があります。
(1)当社の長期格付けは、期限1年を超える債務について約定通り履行される確実性の程度を比較できるように等級をもって示すものです。
(2)長期格付けの対象としては、債券、発行プログラム(ミディアム・ターム・ノート・プログラム等)など発行者が負う個別の債務のほか、企業の包括的な債務返済能力を示す長期優先債務や保険金支払い能力などがあります。
(3)資産流動化商品に対する格付けについても上記記号で表します。
2. 短期格付け
J-1
債務履行の確実性が最も高い。「J-1」の中でも特に債務履行の確実性の高いものについては「J-1+」で表す。
J-2
債務履行の確実性は高いが、J-1 より若干劣る。
J-3
債務履行の確実性は認められるが、環境の悪化による影響を被りやすい。
NJ
J 格(上位等級)のどの等級にも含まれない。
(1)当社の短期格付けは、期限1年以内の債務について約定通り履行される確実性の程度を比較できるように等級をもって示すものです。
(2)短期格付けの対象としては、コマーシャル・ペーパー・プログラムなど発行者が負う個別の債務のほか、企業の短期の包括的な債務返済能力を示す短期優先債務などがあります。
(3)資産流動化商品に対する格付けついても上記記号で表します。